2012年9月27日木曜日

泣きゲーの選び方(マニュアル)

知り合いに泣きゲーの選び方について聞かれたことがあります。このブログにおいても、そのことについて記事を書いてみようと思いました。


それでは、自分なりに選び方の手順について説明していきます。

1. 自分の好きな(やりたい)ジャンルを決める

大きく分けて2つのジャンルがあると思います。1つはシリアスな雰囲気の作品、もう1つはコメディ要素なども含むアップテンポな作品です。

シリアスな雰囲気の作品は、日常シーンの描写や主人公の性格などによって、グダったり作風が合わなかったりすることもあり、当たり外れが多い気がします。また比較的、一概にハッピーエンドと言えないエンディングもこちらのジャンルに多いです。鬱ゲー属性も含む作品は、基本的にこちら側です。代表作品は「君が望む永遠」「加奈~いもうと~」です。

対して、コメディ要素を含む作品は、キャラゲーとしての側面が強いように感じます。最近は、こういった作風のゲームが多い気がします。「ツンデレ」や「幼なじみ」などのテンプレ化されたキャラクターも多々見受けられます。楽しいイベントシナリオやキャラクターとの対話などが物語の序盤や中盤に用意されており、終盤の急激な展開でプレイヤーにとっての「楽しい思い出」と悲劇とのギャップで感動して泣いてしまいます。こちらのジャンルでは、ご都合主義かもしれませんが、奇跡的な展開で救いがもたされ、ハッピーエンドになることが多いです。最後にきちんと救済してくれるので、後味よくゲームを終えることができます。代表作品は「CLANNAD」「コンチェルトノート」です。

その他として、ファンタジーやミステリー、バトルなどが作品の主要要素となっていて、感動的なシナリオが少しでも含まれている場合に、「泣きゲー」と称されるゲームもあります。

自分の好みのジャンルを見極めることが、プレイするゲームを選択する上で重要な要素になります。

2. シナリオライターに着目する

有名な泣きゲーを見ていくと、同じシナリオライターが担当していることが多いです。泣きゲーのシナリオライターとして、有名な人を何人か例として挙げたいと思います:

  • 麻枝准
  • 片岡とも
  • 田中ロミオ(山田一)
  • 木緒なち
  • 丸戸史明
  • るーすぼーい
  • 朱門優
  • 健速
  • なかひろ

上記の人たちは、泣きゲーとして有名な作品のシナリオを書いています。

それぞれのライターさんに得意の文章やテーマがあります。麻枝准さんの作品には、非現実的なほど強烈な個性のキャラクターが登場し、口癖なんかも多いです。対して、るーすぼーいさんの作品は、伏線が張り巡らされており、泣きゲーとしてよりその伏線なんかを楽しめるゲームとなっています。ほかにも、舞台となる土地の歴史を絡めたシナリオが得意なライター、熱いバトルを書くのが得意なライターなど、書く文章の個性を理解することで、自分好みの作品を選びやすくなります。

3. ひとのレビューや評価を見る

やりたいと思った作品の評価を見たり、自分に近い感性を持っているレビュアーが高評価を付けている作品なんかを参考にすることで、新しい作品を見つけたり、傑作に巡り会えたりする機会が増えます。わたしは、「萌えゲーアワード(旧美少女ゲームアワード)」、Wikipediaの「泣きゲー」項目、気に入ったレビュアーのブログなどを参考にしています。人気作品や高評価作品でも、自分の好みに合わないこともあるので、複数のレビューサイトを参考にし、じっくり吟味する必要があります。

ネタバレも含むサイトもあるので、その点は注意しましょう。

4. その他

受け付けないグラフィックである可能性もあるので、イラストを気にする人は事前に調べておきましょう。また、泣きゲー・メーカーだからといって、シナリオライターの作風をいかせない場合もあるので、その点もしっかり考慮しましょう。声優の好き嫌いもあると思うので、好きな声優さんが出ているからプレイしてみるというのもありだと思います。事前にオープニング・ムービーを観たり体験版をプレイしてみるのも、作品の見極めにつながります。ほかにも、制作年代なんかも選ぶ重要なファクターになるでしょう。



以上で、泣きゲーの選び方の説明を終わりたいと思います。

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