planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜（Key）

Keyのショートストーリー

鍵大好きな私ですので、もちろんプレイを。

予想をしていたよりも、はるかに短い作品でした。
一日頑張れば必ず終わります。
攻略ヒロインとかそういうのはないため、選択肢はありません。
ゆめみと過ごす短い期間を、丁寧に描いた作品です。

ストーリーは近未来SFといった感じで、廃れた世界で「屑屋」という廃墟の物資を捜索する仕事をしている主人公視点での話となります。
かなりドライな主人公と、明るくまっすぐなロボットゆめみとの性格は、対照的で少しちぐはぐな関係のようにも見えますが、二人の会話で暗めな雰囲気がほんの少し明るくなるのが印象的です。

キャラクターが個性的で可愛らしい、ギャグが面白い、などの要素はこの作品にはありません。ですので甘ったるいゲームを求めている方には合わないと思います。
一方シリアスな雰囲気でも大丈夫な方、短い作品をスパッとやりたい方なんかには良いのかなと思います。

この作品の素敵なところは、やはりあのエンディングだと思います。
物語最後にゆめみのとる行動は作品の醍醐味で、確かに感動的だと思います。
私は泣くことはありませんでしたが、あのラストと物語の終わらせ方は好きかもしれません。
ハッピーエンド、バッドエンド、どちらもしっかりした終わり方なら満足というのが私の感じ方です。
ちなみにこの作品のエンドはもちろん一つで、おまけなんかもないですよ！

おとなしめのBGMに、短いけれどしっかり締めるストーリー。
好みに分かれる作品だとは思いますが、私は楽しめることができました。

ランクB!