AIR（Key）

ゴール！

国家斉唱！(^3^)♪

泣きゲーの代表として、よくAIRが例としてあがります。

それくらい有名なこの作品をようやくプレイすることができました！

私はアニメを先に見ており、内容は知っていましたがそれでも感動してしまいました。

作品の内容について簡単に触れます。

ある海辺の田舎町に、旅人の主人公「国崎往人」がふらりと現れます。

神尾美鈴という女の子と出会い、主人公は神尾家の居候となります。

見知らぬ土地で出会ったヒロイン達との、ひと夏の物語が始まります。

攻略ヒロインは三人で、

神尾美鈴、霧島佳乃、遠野美凪です。

お勧め攻略順は

佳乃、美凪、美鈴の順です。

…正直申し上げますと、佳乃ルートと美凪ルートはプレイするのがキツかったです。

シナリオを読み進めるわけですが、主人公やヒロインの発言に疲れてしまいました。

それでも美凪ルートのエンディングは感動できる内容で満足はできました。

逆に、佳乃ルートに関してはとくに面白いと思えるところはありませんでした。

長いわけではないんですが、この２ルートを終えるのには時間がかかってしまいました。。orz

AIRの登場人物は、人の話を聞かないキャラクターが多すぎると思います。

Keyの作品に、こういったキャラクターはしばしば登場しますが、AIRは一番ひどいです。

個別ルートに入ってまともな会話をするようになるまでは、我慢が必要なゲームです。

そしてメインヒロインの美鈴ちんですが、この作品の要だけあり、素晴らしいできだったと思います。

「DREAM編」、「SUMMER編」、「AIR編」の三部構成になるわけですが、

私が文章に集中し始めることができたのは、DREAM編の美鈴ルートに突入してからです。

SUMMER編、AIR編はさくっと終えることができました。

AIR編でゴールするシーンは、内容を知りつつも思わず泣いてしまいました。

さて、アニメ版のAIRを見たことがある方は、分かるかもしれませんが、

AIR編に疑問を感じたと思います。

主人公、つまりシナリオの視点が急にカラスになるからです。

私もアニメを見た時は「なんでカラス？」と思っていました。

ここでゲームをプレイして思ったことを書かせていただきます。

おそらくラストのAIR編に関しては、美鈴と晴子だけの物語を表現したかったのだと思います。

ほぼ全ての美少女ゲームは、文体が誰かの"主観"です。

例えでありますが、

「昔々あるところに、お爺さんとお婆さんが住んでいました」

ではなくて、

「ワシは結婚した連れと、数十年この場所で暮らしている」

というように、誰かの視点から見た世界であることが多いです。

AIR編に関して、シナリオライター的には主観を取り除いた、ただ二人を見ているだけの状態をつくりたかったのだと思います。

だから人ではなくて無力なカラスが主人公なのではないかと。

そのカラスも、心理描写が多いわけではありません。

AIR編は文章のほとんどが、『美鈴と晴子の会話』という印象でした。

私は「Kanon」と「AIR」はどちらもアニメを先に見ており、アニメだけ見た印象だとKanonの方が好きでした。

ですが、実際にゲームをプレイして感じたのはゲームのAIRはアニメより理解しやすい作りで、

しかもグラフィックや演出がKanonよりパワーアップしており、AIRの方が好きかもです。

美凪ルートの、みちると美凪の屋上でのシーンは演出が上手すぎでした！

ちなみにお気に入りのBGMは夏影です(^^)

ピアノの音がとても綺麗です♪

…ともかく私は満足することができましたが、一応注意点をあげておきます。

ギリギリ２０世紀の作品であり、古さを感じてしまうのはどうしようもありません。

また、急に１０００年前の話になったりするので戸惑う方もいるかもです。

それにファンタジー設定と、輪廻転生的な設定が大丈夫な方でないと苦痛になると思います。

これ、本当に人を選ぶ作品です。

良い作品なんですが、よく考えてプレイした方がよいかもです！

私個人の評価はそれなりに高いのですが、お勧めはしにくいです＞＜

ランクA!